幼稚部
児童の年齢、および日本語習得レベルに合わせたクラス編成。
絵本、紙芝居の読み聞かせ、童謡、わらべ歌、お遊戯など音楽やリズムをつかった遊び、塗る、切る、貼るなどの作業によって、日本の行事にちなんだ作品を作る工作を通じて、日本語に慣れ親しみ、興味を持たせる保育を行う。
また、正しい鉛筆の持ち方の指導から始まり、フラッシュカードやブロックを用いたひらがな50音の読み書きの練習、同じ読みで意味の違う言葉の理解など、将来の日本語教育の下地を構築していく。
幼稚部の一日の流れ(例)
8:45-9:00 朝のあいさつ、出席確認
9:00-9:20 今週の歌、宿題の発表
9:20-9:50 ひらがなの時間
9:50-10:00 トイレ、手洗い
10:00-10:35 おやつ、集団遊び(伝承遊び、ゲーム遊び、リズム遊びなど)
10:35-10:40 トイレ、手洗い
10:40-11:00 読み聞かせ、手遊び、歌遊び
11:00-11:30 工作(日本の行事を取り入れて、ぬる、切る、貼るなど
11:30-12:00 数、数字の学習
12:00-12:20 一日のまとめ(習ったこと、覚えたことをお話する)
12:20-12:30 帰りのあいさつ
普通部
文部科学省指定の教科書を用いて小学校1年生から中学3年生までの国語と算数(数学)を修学。
将来、日本の学校に編入できるよう、日本の学校制度に基づいた教育カリキュラムを行う。
普通部の1日の流れ(例)
8:45-9:00 ホームルーム
9:00-9:45 第1校時 国語
9:55-10:40 第2校時 国語
10:50-11:35 第3校時 算数(数学)
11:45-12:30 第4校時 算数(数学)
国際部
就学年齢児童・生徒を対象とし、日本語習得レベル別4クラス編成。
プロフィシエンシー(Proficiency、習熟度)を重視したコース内容。四技能(話読聞書)をバランスよく伸ばし、「自分の考えを伝える、伝え合う、他者と語り合う日本語力」を身につける。
また、体系的な言語知識の獲得を目指し、日本語能力テスト各種の受験可能レベルにも対応したカリキュラム。
レアリア・生教材に触れ、日本の読み物、朗読、またスピーチコンテストや日本の行事等を体験し、日本語および日本文化の総合的な知識と視野をもつ生徒を育てることを目標とする。
J1
日本語の基本と初級(J1)を習得するクラス。
「ひらがな」「カタカナ」「漢字―読み書き・識別55字」を学習。
日常的なトピックにおける基本的な日本語能力の習得を目指す。
また、日本文化を時代感をもって取り入れるレアリア・生教材と季節に合わせた様々なクラス活動を通じ、楽しい日本語学習を目指す。
コミュニケーションの一貫として日本語タイピング入力の基本知識も学ぶ。
J2
J1を修了、または同等の四技能(話読聞書)能力を習得した生徒を対象としたクラス。
会話を通し、相互理解を広げる能力を目指し、基本的な文法理解も習得する。
プロフィシエンシーに基づいた漢字99字(合計154字)の読み書きと同時に意味理解を深め、文中で積極的に使用できる能力をつける。
さらに簡単なスキャニング、スキミングの練習などで文章読解を楽しく習得する。プロフィシエンシーテストのひとつ、NJE(National Japanese Examination)の 受験も可能。
J3
J2を修了、または同等の四技能(話読聞書)能力を習得した生徒を対象としたクラス。
J1、J2レベルで培った四技能を駆使し、さらに身近な話題で応用できる能力を身につける。
文法文型を体系的に理解し、プロフィシエンシーに基づいた漢字83字(合計237字)の意味理解を深め、文中で使用し、さらにスキャニング、スキミングの練習を通し、読解力を伸ばす。
日本語能力検定試験(JLPT)N5-N4 レベルに対応した言語知識
J4
J3を修了、または同等の四技能(話読文書)能力を習得した生徒を対象としたクラス。
J1からJ3レベルで学習した内容の一段上のコミュニケーション能力を習得する。
基本的な敬語の習得や文法理解を深め、事情を説明したり対処したりできる能力を身につける。
プロフィシエンシーに基づいた漢字101字(合計338字)の意味を理解し、文中での読み書き、さらにスキャニング、スキミングの練習で読解力を伸ばす。
日本語能力検定試験(JLPT)N4-N3に対応した言語知識